こんな方におすすめ
- 外出先からでもトレーリングストップを自動で設定したい方
- 損切りラインを移動平均線を中心に切り上げていき、トレンドに追従したトレードを行いたいトレーダーの方
- 裁量トレードで、取引する通貨ペアごとに決まったトレール幅やルールでトレーリングストップを自動で使いたい方
- 自分の愛用しているEAにトレーリングストップ機能をチョイ足ししたい方
今回の記事で公開する「Exy-2 trail MA」は設定した利幅を満たしたあと、自分の好きな移動平均線の種類の価格をもとにトレーリングストップを行い、損切りラインを切り上げていく機能を備えた半自動の裁量トレード補助EAです。
トレーリングストップ機能は一定のルールで損切りを自動で切り上げてくれるMT4の便利機能です。
トレーリングストップをMT4に設定する方法と使い方【FXの損切ラインを自動変更】を行うことで利用できますが、固定幅のみのトレーリングしかできなかったり、開始位置の設定ができなかったりとカスタマイズが物足りません。
損切りラインを放置してしまったことで、利益が出ていた状況から一気に損失を出してしまった・・・。
利益が出ているタイミングで欲が出てしまい、自分で決めた損切りルールを守ることができない・・・。
FXトレーダーにあるあるの悩みを解決できる1つのツールになっていますので、Exy-2 trail MAを利用することであなたの理想のトレンドフォロー型トレードが完成する可能性があります。
それでは早速Exy-2 trail MAの性能を見ていきましょう。
MT4でトレーリングストップを移動平均線に設定する半自動EAの概要
推奨証拠金:任意(ご自身のFX取引に合わせて)
推奨通貨ペア:全ての通貨ペアに利用可能
EAタイプ:裁量取引補助タイプ
MT4対応時間足:全ての時間足に対応
FX防御力
トレード回数
損切り幅
爆発力
「Exy-2 trail MA」はFXの裁量取引補助タイプのEAです。
エントリー時に「損切り(S/L)」「利確(T/P)」の設定を行い、「トレーリングストップを開始するpips」の利幅が取れた段階で、自分の好きな移動平均線の種類の価格をもとにトレーリングストップを行い、損切りラインを切り上げていくツールです。
Exy-2 trail MAの注目ポイント
- 1本前の確定した移動平均線(MA)の値をもとに損切りラインを自動で切り上げることで、トレンド追従が可能(MAモード有効時)
- 移動平均線(MA)をベースに〇〇pips離れたところにトレーリングストップすることもできるので、タッチのみで決済されないような設定も可能(MAモード有効時)
- 常に最も利幅がとれた値から固定pips離れたところに損切りラインを自動で切り上げることが可能(固定幅モード有効時)
- 「トレーリングストップを開始するpips」を調整することで、エントリー直後からトレーリングストップがかかることを防ぐことが可能
というところです。長いトレンドを反転するまで利幅を伸ばしていきたい場合は特に有効なFXツールになっています。
カスタマイズ性もありますので、FXの裁量トレード全般で利用でき、様々なトレーダーの方でも便利に使えると思います。
Exy-2博士のレビュー
MT4でトレーリングストップを移動平均線に設定する半自動EAのパラメーター
Exy-2 trail MAのパラメーターはこちらです。
はじめに、各FX会社の通貨ペアごとにトレーリングストップが可能な最低設定が異なります。トレーリングの幅が狭すぎるとうまく動作せず、ターミナル>操作ログに以下のようなエラーが発生します。
初期ストップロス、テイクプロフィットも近すぎるとエラーが発生します。
設定をご自身で変更する場合や、スプレッドが広い通貨ペアなどで利用する場合は、下の章「(参考)トレーリングストップの最低設定を確認する」を確認してください。
EAのパラメータ一覧
- パスワード…初期値:1000
こちらには、口座固有のパスワードを入力します。パスワードが誤っているとFX自動売買システムは動作しません。EA利用のための流れはメールにて案内します。
■□■□■ 初期利確/損切設定 ■□■□■
- ■初期利確/損切設定 true=有効,false=無効…初期値:true(有効)
true(有効)の場合、MT4にEAを設定した通貨ペアで成行でトレードを開始した直後に、次の「初期ストップロス」「初期テイクプロフィット」の値に利確/損切を自動で設定します。無効の場合は、初期の利確/損切は設定されません。 - 初期ストップロス(損切pips)…初期値:40.0
成行でトレードを開始した直後に、自動で設定されるストップロスの値です。pipsで小数点まで設定可能です。 - 初期テイクプロフィット(利確pips)…初期値:200.0
成行でトレードを開始した直後に、自動で設定されるテイクプロフィットの値です。pipsで小数点まで設定可能です。トレーリングメインで利確も行う場合はこちらを999pipsなど極大設定にしてご利用ください。
■□■□■ トレーリングストップ設定 ■□■□■
- トレーリングストップ開始位置(pips)…初期値:30.0
FX取引開始後、現在の価格が取引開始時から○○pips利益になった時点でトレーリングストップを開始するという値です。○○pipsになったら、次に紹介する■動作モード「MAモード」「固定幅モード」に合わせて、設定しているpipsに損切り位置が自動で更新されるようになります。 - ■動作モード true=MAモード,false=固定幅モード…初期値:true(MAモード)
動作モードがMAモードの場合は、以下のMAモード設定で設定した移動平均線をベースにトレーリングストップを行います。
現在足の1本前の足の移動平均線の値に「MAからXXpips遠いところに損切りを移動」のpipsを加えた位置に損切りラインを移動します。
動作モードが固定幅モードの場合は、以下の固定幅モード設定で設定したトレール幅にトレーリングストップを行います。
■□■□■ MAモード設定 ■□■□■ ※こちらは、■動作モード=trueの場合のみ影響します。
(注意)MAモードの際、MAの位置が損切り側ではなく利確側になる場合逆張り(移動平均線よりもローソク足が大幅に乖離している場合)は、損切りラインの切り上げ機能にならず、トレーリングは発動しないことになります。
あくまでも順張り方向へのトレードの補助としてお使いください。
- MA周期 初期値:20
トレーリングストップで利用する移動平均線の周期です。〇〇日移動平均線。直近の利用するローソク足の本数です。 - MA1の種類 SMA:0,EMA:1,SMMA:2,LWMA:3 初期値:0
利用する移動平均線の種類です。SMA=単純移動平均線、EMA=指数平滑移動平均線、SMMA=平滑移動平均線、LWMA=線形加重移動平均線 - MAからXXpips遠いところに損切りを移動 初期値:0
移動平均線の値から、XXpips遠いところに損切りを移動します。整数のみ利用可能で、「-10」などマイナスの数字は入りません。
初期値は0ですので、現在足の1本前の足のところの移動平均線の値に損切りラインが動きます。
■□■□■ 固定幅設定 ■□■□■ ※こちらは、■動作モード=falseの場合のみ影響します。
- トレール幅(pips)…初期値:20.0
現在価格がトレーリングストップ開始位置を超えた段階で、トレーリングストップ機能が発動します。利幅が最大になった価格レートから、トレール幅pips分マイナスになったところに、損切りが自動で変更されるように動いていきます。
各パラメーターの設定をする場合は、値の部分をダブルクリックすることで入力できるようになります。
FX自動売買システム全般の一連の流れは、EA(FX自動売買)をMT4にセットアップする方法を参照して参考にしてください。
トレーリングストップ機能が有効になっている時のMT4の表示イメージ
以下はGemforexのドル円1分足のMT4チャートに、Exy-2 Trail MAを初期設定で入れた際の表示状態です。
左上の通貨ペア名の下に、初期利確/損切の設定状況と、動作モード(MAモード or 固定幅モード)が表示されます。
パスワードが誤っている場合は、「password is wrong」という表示になりますので、正しいパスワードを入力してください。
現在の動作モードを確認する際に活用してください。
右上の「Exy-2 trail_MA」とニコちゃんマークが笑顔になっていれば自動トレーリングストップ機能はONということです。
トレーリングストップの動作イメージ(MAモード)
以下は、MT4のUSDJPY1分足にExy-2 Trail MAを初期設定で設定した後、実際にスマホでトレードを行った際のイメージです。
トレンド方向に価格は推移していき、初期のテイクプロフィット(利確pips)に辿り着く前にトレーリングストップで切り上がった損切りラインにあたり、利確されたパターンです。
設定値は以下です。
裁量エントリーと初期ストップロス(損切pips)/初期テイクプロフィット(利確pips)自動設定
エントリー直後にパラメータ内の、初期ストップロス(損切pips)と初期テイクプロフィット(利確pips)が反映されます。
トレーリングストップ開始位置(pips)に到達し、損切りライン切り上げ
建値の131.694円からトレード方向に価格が「トレーリングストップ開始位置(pips)」に設定した30pips移動した段階で、トレーリングストップが稼働します。
ローソク足が確定した段階で、1本前の移動平均線の値である131.768円に損切りラインが切り上がります。
ローソク足が確定する度に移動平均線に沿って損切りラインが推移
その後は1本前の移動平均線の値に損切りラインが推移していきます。
切り上がった損切りラインに価格が触れて利確
切り上がっていった損切りラインにローソク足がタッチし利確されました。
トレーリングストップの動作イメージ(固定値モード)
固定値モードで稼働する場合、以下のようなイメージでトレーリングストップが動作します。
各トレーリングストップのパラメーターは図でいうとそれぞれ以下のピンクの四角の値に対応します。
FX取引でご利用いただく際の参考にしてください。
トレーリングストップ補助システム Exy-2 trail MAの利用上の注意
FX裁量補助EA「Exy-2 trail MA」の利用上の注意は以下の通りです。
Exy-2 trail MAはFXの裁量トレードにおけるトレーリングストップや損切り・利確設定を自動で行うEAです。利益を保証するようなシステムではありません。
バックテストや実践での利用も行っていますが、必ずしもMT4が利用できる環境が揃っていれば動作するとは限りません。ご利用いただいて発生した損失などの保証はできかねますので、正常に動作するかどうかはご自身の責任でご確認のうえご利用ください。
Exy-2 trail MA利用上の注意
- Exy-2 trail MAはEAデータとなります。スマホのMT4からトレーリングストップを自動で行う上で、「exy-2trail_MA.ex4」データをパソコンまたはVPSなど起動し続けられるWindowsOS上のMT4で利用するFX口座にログインしてから導入してご利用頂く必要があります。EAのデータをトレーリングストップ機能を使いたい通貨ペアのチャートに導入後、MT4で自動売買をONにすることでご利用が可能です。
- 通貨ペアごとにトレール幅や、トレーリングストップ開始位置など、ご自身のお好みで設定してご利用ください。
- Exy-2 trail MAは、Windows側のMT4でログインしている口座の設定している通貨ペアでのトレード全てに適用されます。
つまり、同一のFX口座で同じ通貨ペアで自動売買を動かしたり、トレーリングを使いたくない取引をしようとした場合も、エントリー直後にExy-2 trail MAの損切り・利確・トレーリングストップ設定が反映されてしまいます。トレーリングストップ機能を利用して運用したい口座と、それ以外の取引や自動売買で利用する口座は分けてご利用いただくことをおすすめします。 - エントリー後、自動でFX取引にT/P(テイクプロフィット)、S/L(ストップロス)は設定される為、万が一EAを稼働しているパソコンが停止しても、取引が決済されないという事はない想定ですが、安全の為、VPSでのご利用をお勧めします。
- FXで保有中のポジションのトレイル幅を途中で変えたい場合などは、一度EAを停止してから、パソコン版のMT4のターミナル内取引覧を右クリックしてトレイリング・ストップを解除してください。
- 使おうとしている通貨ペアごとに、「トレーリングストップの最低設定」があり、FX会社によっても変わってきます。うまく動作しない場合など、確認してみてください。
- こちらでも動作確認は行っておりますが、最初はデモ取引や少額ロットでの動作確認をご自身でも行っていただくようお願いいたします。
(参考)トレーリングストップの最低設定を確認する
各FX会社の通貨ペアごとにトレーリングストップが可能な最低設定が異なります。
スプレッドの関係もあり、トレーリングの幅が狭すぎるとうまく動作しません。
トレーリングストップの最低設定確認手順
本トレーリングストップEAを設定しようとしているFX会社のMT4をパソコンやVPSで起動します。
トレイリング・ストップの最低設定の確認は、「オープン中のトレードポジション」で行います。
※事前に、まずデモ口座などで確認してみることを推奨します。
前提として、オープン中のトレードが必要です。
参考手順
- MT4の上部メニュー「表示」>「ターミナル」からターミナルを開く
- ターミナル内の「取引」タブ内から、オープンポジション(決済されれていない取引中のトレード)を右クリック。
- 「トレイリング・ストップ」>「カスタム設定」をクリック
- トレイリング・ストップ内の記載を確認。「例:トレイリング・ストップの最低設定は15ポイントです。」※1ポイント=1pips、1ポイント=0.1pipsなどはFX会社により異なりますのでご自身でご確認ください。
Exy-2 Trail MA内のパラメータ、「トレール幅(pips)常に最大値からこの幅にストップを設定します。」の値を上記の最低設定よりも大きな値に設定する必要があります。
トレーリングストップ補助システム Exy-2 trail MAのダウンロードと設定
こちらのダウンロードボタンからEAデータをダウンロードしてください。
“Exy-2 Trail MA” をダウンロード exy-2trail_MA.zip – 8821 回のダウンロード – 20.63 KBトレーリングストップ補助システム Exy-2 trail MAは一般的なFX自動売買で利用するEAと同じようにパソコンまたはVPSのMT4に設定する必要があります。
詳細な設定方法については、FX用自動売買EA無料ダウンロードサイトExy-2ご利用の流れを確認して下さい。
トレーリングストップシステムを利用したい通貨ペアのMT4上のウィンドウそれぞれに、Exy-2 trailのEAを個別に導入し、設定をするイメージです。
以下はデモ版です。
“Exy-2 Trail MA demo” をダウンロード exy-2trail_MA_demo-1.zip – 65 回のダウンロード – 19.39 KBなお、本EAはゴゴジャンで有料販売も行っています。
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/43377
MT4でトレーリングストップを移動平均線に設定する半自動EA まとめ
自分の好きな移動平均線の種類の価格をもとにトレーリングストップを行い、損切りラインを切り上げていく機能を備えた半自動の裁量トレード補助EA「Exy-2 trail MA」について紹介しました。
まとめ
- スマホ版のMT4アプリからのFX取引注文にも自動で損切り・利確・トレーリングストップ注文をつけることが出来るEA
- 一定の利益が出た後、1本前の移動平均線の値をベースにトレーリングストップを行うため、安心してトレンドフォローの取引が可能
- 設定は、パソコンまたはVPS上のMT4で行う必要があるが、設定が完了すればスマホからもPCからもトレーリングストップが自動で動作
- 利用したい通貨のトレードごとにチャートウィンドウにEAのデータを入れる必要がある。設定する値なども通貨ペアの特性やトレードスタイルに合わせて設定することをおすすめ。
自分の使いたいように好きな通貨ペアでトレーリングストップ機能をカスタマイズできるので、便利に使えると思います。
何かご意見などありましたら、LINEやコメントまでご連絡をお願いします。