トレンドラインを割ったドル円はどうなるのか?
前回の投稿の内容でドル円をロングで仕込むなら2本のトレンドラインの間が良いのではないかという分析をしていましたが、それを割ってさらに大きな下落となってしまいました。
これ以上の下落となる場合は損切りも視野に入れていきたいと思います。
レート的には106.600辺りでしょうか。
このレートは先週末の雇用統計で一度タッチしていますが、その時は突発的な動きによって損切りされる恐れがあると考えていたので、ストップロスを一時的に広くしていたことで損切りはされませんでした。
尚これはファンダメンタルズ指標に対しての一時的な対策なので、普段のトレードでむやみにストップロスを広げないようにしてください。
先週明けは分析通り引いてあった水平線を超え、その後下落に転じ順調にトレンドラインの間まで下落していったのですが、下落の勢いはそこで止まらずラインを大きく割っていくことになります。
しかし、ラインを割ったからといって10月2週目も下落が続くという判断を簡単に下すことは危険なので、今回の記事では先週の下落と今後の動きについて書いていきたいと思います。
先週ドル円の下落が続いた理由はなんだったのか
先週の動きを追っていくとまず週初めは米国株高の影響などもあり、ドル円は上昇していきました。
その後9月のADP雇用統計の予想が下振れしたことで相場は反転し下落に転じ、ドル円は予想の範疇であったトレンドラインの間まで下落していきます。
この辺りで止まればよかったのですが、下落に拍車を掛ける出来事が次々と起きてしまいます。
まずISM製造業景況指数が3年ぶりの低水準となったことで、米景気後退への懸念から投資家のリスク選好姿勢が後退し博士の分析を超える下落となります。
これだけでは止まらず、米10年債利回りが1.56%台まで低下したことを受けたことでさらなる下落のシグナルとなってしまいました。
そして、週の最後には雇用統計があり取引序盤は上昇に転じましたが、米国の政局リスクや米中通商協議の行方を巡る懸念がブレーキなり、継続した上昇とはならずに相場は閉場となりました。
10月2週目の相場前半はこれが鍵になる!
では今週の動きはどうなっていくのか分析していきますが、まずテクニカル分析で相場を見ていくと先週トレンドをラインを割り、そのあとの雇用統計で相場は戻すような動きになりましたが、戻しきれずに再度下落に転じてるいることがチャートに反映されています。
特にキーポイントとなるのが、最後相場が戻しきれなかったことによる動き方が下落トレンドを綺麗に形成する形になってしまい、今後も下落が続いていくように見えます。
テクニカル分析ではこの判断で良いと思います。
しかし、最近は経済的な要因から相場が二転三転するような動きが多いので、その辺りに注意を向けてみると今週は米中、通商合意に向けトランプ大統領は「絶好の機会」と述べています。
トランプ大統領の発言なので何か意図的なものなのかわかりませんが、これがもし本当であればドル円は上がっていくことが期待できます。
なので、この辺の答えが週間の相場をメイクしていく可能性が高いかと思います。
FX裁量トレーダーエドガーは無料FXコミュニティのLINEオープンチャット「FXチャートのぼやき」で相場分析を無料配信中です。