こんな方におすすめ
- AUDUSDに着目しているFXトレーダーの方
- 相場分析を練習中の初心者トレーダーの方
- 自分のシナリオ、相場観を客観的に確認したい方
日足で大局的なトレンドを捉える
トレードをしていく上でまず必要となるのが、相場観です。
この相場観を持つためには、週足や日足を見てシナリオを立てることをオススメします。
そして、今回のAUDUSDは日足で相場観を持っていきたいと思います。
まず、FXの相場観を持つためのコツとして重要なのが、細かいことを気にせずに大局的にチャートを眺めトレンドを捉えることです。
画像は日足のAUDUSDになりますが、パッと見で右肩下がりの下落トレンドが続いていることが分かるので、相場観としては今後も下落していくことを想定し、トレードするのであればショートの目線をまず優勢に考えます。
かなりシンプルに思えるかもしれないのですが、まずは相場の大枠を捉えているのでこれぐらいシンプルに判断を下して問題ありません。
次のポイントは、大局の中の現状把握
次に見ていくポイントは大局的なトレンドの中で相場は上下を繰り返すので、現状のどういった状況なのか掴んでいきます。
今は長期下落トレンドの中で一度一服があり、画像に引いてある水色のトレンドラインと黄色の水平線付近でレートが推移しています。
ここでのポイントは黄色の水平線が抵抗となるので、ここから再度長期下落トレンド方向に相場は動いていく可能性が高いです。
これを大きく超える場合は大局的なトレンドが上昇に転じていく可能性も高くなっていきますが、今はそこまで考えなくても良いでしょう。
ここまで決まったら、あとはエントリーはどこでしていくか複数シナリオを考える段階に入ります。
AUDUSDで今後考えられる2つのシナリオ
今回は2つのパターンショートのシナリオを想定していきます。
考えられる2つのシナリオ
- (パターン1)1時間足でEMAを基準にしたシナリオ
- (パターン2)パターン1のシナリオを崩された場合、時間足を4時間に移り新たなシナリオ
それぞれ見ていきましょう。
〈パターン1〉1時間足でEMAを基準にしたシナリオ
最初に考えていくパターンは1時間足でEMAを基準にしたシナリオです。
トレーダーによって何を基準にFXトレードするかは様々ですが、ここではEMA169、144の2本を相場の抵抗ラインとして見ています。
このEMA付近では反発や戻しがよく起こり、画像では黄色と赤のEMAがそれに該当し今AUDUSDはそれ割っていくか戻されるかの攻防をしています。
もし、割ることが出来ず戻すようであれば、パターン2のシナリオに移ります。
ですが、EMAを割っていく動きになった場合でのシナリオを画像に描いていますが、まずEMAから離れるように下落をしていきます。
しかし、そのまま相場を下落を続ける可能性は低いと思うので、一旦戻すことが考えられます。
戻さなくても、少しレンジ状態になることも多いです。
なので、トレードのタイミングとしてはEMA割り、次に戻してEMAに近づいてきたタイミングとなります。
(パターン2)時間足を4時間に移り新たなシナリオ
パターン1のシナリオを崩された場合は、時間足を4時間に移り新たなシナリオに当てはまっていくかを見ていきます。
4時間足にする理由として、長期的に下落トレンドの相場でパターン1のEMAで反発したということは長期トレンドも反転していく可能性が浮上します。
ですが、そう簡単に長期トレンドは反転しませんし、1時間足でそれを判断することは難しいので、もう少しゆったりと相場を捉えるために4時間足にします。
そして、ここで注目するのは、直近の高値です。
この高値は日足などで引ける水平線やトレンドラインで反発した位置にあたることが多く、ここを超えてくるとなると相場全体のトレンドに変化が生まれてくることになります。
ですが、先ほど述べたようにそう簡単に長期トレンドは変わるものではないということを考えると、基準とした高値をAUDUSDは超えられずに下落していくシナリオが完成します。
なので、ここでのエントリーは高値を超える前に相場が再反転し4時間足で2本ぐらい陰線をつけてからがオススメです。
シナリオは立てたが分析に執着しない
今回のFX相場分析では2つのパターンを作り、それに当てはまっていけばトレードしていくことが出来ます。
しかし、相場分析というのは当たる可能性は25%ぐらいしかないと思ってください。
それは何故かというと、エントリーする条件が整うかどうかで50%、そしてエントリーしても利益が出るかどうかで50%だったものが25%です。
この25%の確度を高めるために集中して分析を行ってるわけですが、最終的にはチャートが全てであり、事実ですので、上手くいかなった場合は素直に損切りすることが大事です。
チャートには事実が反映されます。
それに対してトレーダーは自己的な審判をすることは出来ません。例えば、下落していくように思ってた相場が上がってしまった場合、人はそろそろ下がるはずとジャッジしますが、正直それは誤審の可能性が高いです!
事実を受け入れることも大切です。— Exy-2 (@Exy_2_) October 24, 2019
まとめ
今日は2019年10月25日時点のAUDUSDの相場分析と下落シナリオ。
相場観についてお伝えしました。
まとめ
- 日足で大局的なトレンドを捉え、大局の中で現状を把握する。目線はシンプルな判断で。
- 大局確認後、今回は2つのシナリオを想定。パターン1⇛パターン2で推移。
- シナリオは立てたが自分の相場分析に執着せず、チャートを事実と受け止め、うまくいかなかったら損切りする。
参考
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