


利用者の方からいただいたお問い合わせをきっかけに、正式版EAの「パスワード」の仕組みと、認証エラーで止まっているかどうかの確かめ方をまとめました。
こんな方におすすめ
- 受け取ったパスワードが、ほかの人や他のEAより短くて不安な方
- 何日もエントリーしないので、認証エラーで止まっているのではと心配な方
- チャート左上の「Passcode is wrong」の意味を知りたい方
- ZIPを解凍するときのパスワードと、EAのパスワードの違いが分からない方
結論:パスワードは口座番号ごとに決まる。止まっているかはチャート左上で分かる
先に結論をまとめます。
この記事の結論
- パスワードはMT4の口座番号(ログインID)ごとに決まる数字で、口座によって桁数が違う。短くても異常ではない
- 判定はMT4の中だけで行い、ネットにはつながない。サーバーに問い合わせる認証ではない
- パスワードが違うと、チャート左上に「Passcode is wrong」と出て、EAは何もしない
- EAの名前と状態が出ていれば認証は通っている。動かない理由は、エントリー条件・許容スプレッド・稼働時間の設定や、MT4の自動売買の許可など、認証以外にある
- 別の口座で使うときは、その口座番号で申請し直す

パスワードはどう決まっているのか
正式版EAのパラメーターには「パスワード」という項目があり、初期値は1000です。申請して受け取った数字を、ここに入れて使います。
このパスワードは、MT4のログインID(口座番号)ごとに決まる数字です。口座番号から決めているため、人によって、口座によって桁数が違います。短いこと自体は、異常ではありません。


なお、決め方の細かい内容は、配布の仕組みに関わるため公開していません。ここでは「口座番号から決まる」という点だけ押さえておいてください。
自分の口座番号は、MT4の「ナビゲーター」ウィンドウの「口座」に表示されている番号で確かめられます。申請したときの口座番号と、いまEAを動かしている口座の番号が同じかどうかを見比べてください。
認証はネットにつながず、MT4の中で行っている
「認証エラー」と聞くと、サーバーに問い合わせて許可をもらう仕組みを想像しがちですが、そうではありません。
EAは、ネットにはつながず、MT4の中で、値動きのたびに毎回同じ計算をして、入れたパスワードと照らし合わせているだけです。


止まっているかは「Passcode is wrong」の有無で分かる
パスワードが違うと、チャートの左上に「Passcode is wrong」と表示され、EAは何もしません。
| EAの動き | パスワードが違うとき |
|---|---|
| 新規エントリー | 動かない |
| 追撃(ナンピン) | 動かない |
| 全利確・全損切 | 動かない |
パスワードが合っていれば「Passcode is wrong」は出ません。かわりに、チャート左上にEAの名前と状態が表示されます(ナンピン系のEAなら「ロボ追撃モード発動中」など)。
なお、この表示は値動き(ティック)が来たときに更新されます。土日など相場が閉まっているあいだにEAを付けた直後は、どちらの表示も出ないことがあります。相場が開いて値動きが来てから確かめてください。
ポジションを持っているときの注意
- ポジションを持ったままパスワードが合っていない状態にすると、持っているポジションの管理(追撃・全利確など)もされません。
- パスワードを入れ直すとき、別の口座に付け替えるときは、持ち高の有無を先に確かめてください。


「Passcode is wrong」が出たときに確かめること
表示が出ている場合は、次の順に確かめてください。
- パラメーターの「パスワード」が、初期値の1000のままになっていないか
- 申請したときのMT4 IDと、いまEAを動かしている口座の番号が同じか(ナビゲーターの「口座」で確認)
- 入れた数字に、打ち間違いや余分な文字がないか
- 追加口座や別のFX会社の口座で使っていないか(次の節)
パスワードを入れ直す場合は、チャート上で右クリックして「エキスパートアドバイザ」→「設定」を開き(チャート右上の顔マークをクリックしても開けます)、「パラメーターの入力」タブの「パスワード」の値をダブルクリックして入れ直し、「OK」を押します。
別の口座で使うときは申請し直す
パスワードは口座ごとに決まるため、追加口座や、別のFX会社の口座で使うときは、その口座番号で申請し直す必要があります。以前もらったパスワードを、別の口座のEAにそのまま入れても、通常は合いません。
申請は「EAパスワード申請入力フォーム」から行います。入力する項目は、FX会社・MT4 ID・メールアドレスです。申請の前提(推奨するFX会社の口座を当サイトのリンクから開設すること)と全体の流れは、EAを使うまでの流れのページにまとめています。

ZIPの「共通パスワード」とEAの「パスワード」は別物
ここで混同しやすいのが、2種類のパスワードです。
| 名前 | 使う場面 | どこで案内されるか |
|---|---|---|
| 共通パスワード | 簡易ツールやデモ版のダウンロードファイル(ZIP)を解凍するとき | 公式LINEで案内 |
| パラメーターの「パスワード」 | 正式版EAを口座で動かすとき | 申請フォームから受け取る(口座番号ごと) |


デモ口座版のEAについて
デモ口座版のEAは、デモ口座でしか動かない作りです。リアル口座で起動すると、「This EA is only available for demo accounts.」と表示されて止まります。
デモ版でパスワードが必要かどうかは、EAによって違います。使うEAのページで確認してください。
同じパスワードの仕組みを持つ正式版EA
当研究所で公開している次の正式版EAは、ここまで説明した同じパスワードの仕組みで動きます(2026年10月時点で、当研究所のソースを確認)。なお all closeV2 は、パスワードが合っているとき、EAの名前ではなく「all close ON」と表示します。
認証は通っているのに動かないとき
「Passcode is wrong」が出ておらず、チャート左上にEAの名前と状態が出ているのに新規エントリーが出ない場合は、パスワード以外が理由です。次の記事で順に確かめてください。
- 追撃は動くのに新規エントリーだけ出ない → EAが新規エントリーしない時は許容スプレッドを確認
- 稼働時間を設定しているのに動かない → EAの稼働時間設定が効かない時の確認ポイント
- EAそのものが動いているか(MT4の起動・回線・自動売買の許可・顔マーク) → MT4のEAが動かない・稼働しない時の対処法6選


まとめ
正式版EAのパスワードの仕組みと、認証エラーで止まっているかどうかの確かめ方を紹介しました。
まとめ
- パスワードは口座番号ごとに決まる。桁数が短くても異常ではない
- 判定はMT4の中だけ。ネットには問い合わせていない
- 違うときはチャート左上に「Passcode is wrong」と出て、EAは何もしない。ポジションの管理も止まる
- EAの名前と状態が出ていれば認証は通っている。許容スプレッド・稼働時間などの設定を確かめる
- 別の口座で使うときは、その口座番号で申請し直す。ZIPの共通パスワードとは別物


2014年からFXの世界に飛び込み、感情に左右されるトレードの難しさに直面。ITエンジニアとしての経験を武器に、「いかにシステムの力でメンタルと資金管理を安定させるか」をテーマにツール開発を始めました。
MQL4(MT4言語)は独学であり、決して「神業的なコードを書くプログラマー」ではありません。しかし、独学だからこそ、初心者や個人トレーダーがどこで躓き、どんなツールがあれば救われるのかを誰よりも理解している自負があります。
「かつての自分と同じように、感情や管理の難しさで悩むトレーダーが、システムの力を借りて一歩先へ進めるように」
そんな想いで、日々ツールの改良と相場分析に励んでいます。
【実績・外部評価】
・ 大手投資ポータル「GogoJungle」にて特集掲載
注目の開発者として取材いただきました。 👉 取材記事はこちら
・ 自作ツールの累計利用者数 1,000名突破
多機能パネルEA「Exy-Panel ONE」をはじめ複数のツールをリリース。
・ 公式LINE ユーザー数 1,000名超
2019年より運営を開始し、多くの個人トレーダーの皆様に支えられています。
【開発テーマ】
「感情に左右されない、長く相場と付き合える環境作り」
エンジニア視点でのロジック公開と、地に足のついた情報発信を継続中。
