こんな方におすすめ
- FXは昨今のコロナショックのような相場では絶対に勝てないと考えている方
- 動き(ボラティリティ)が激しい相場状況でのFXの立ち回り方の1つを知りたいと思っている方
今回のコロナウィルスのような、世界経済を大きく揺るがす状況が発生した場合、「絶対にFXや株式などの投資では勝てない」という意見を言われる方がいます。
しかし、投資は「ゼロサムゲーム」や「プラスサムゲーム」と言われるように、誰かが負けていれば誰かは買っているのです。
現状、リスクオフ相場(みんながリスクを恐れ安全に行動する相場)になっていて、日経平均やニューヨークダウをはじめ様々な投資資産の価値が下がり、安全資産と言われる円やドルにお金が集中したりしている状況かつ、パニック売りやそのパニックになった個人を狙ったマーケットメーカーが大きく売買を行っているため、相場の動きは激しさを増しています。
今日はGBPJPY(ポンド円)に目をつけた博士のFX取引について紹介していきます。FX取引の参考になればと思います。
GBPJPY(ポンド円)のチャートに目をつけ始めたタイミング
2月の後半までは相場にまだコロナの影響があまりなく、どちららかというと上昇トレンドが続いていると考えていたので、ロングでエントリーすることが多くありました。
しかし、それからしばらくしてGBPJPYはトレンドが変わり始めているように見えたので、少し様子を伺って2月25日に143.248でショートエントリーしましたが、チャートは分析通りとはならずに上げてしまい、①約23万円(46pips)ほど負けてしまいました。
このトレードに負けた時はまだ相場では上昇トレンドが続いているのだなと考えを改め、143.727からドテンロングで入り直しましたが、まさかのここが天井となりコロナショックがスタートし始めます。
ちなみにこのトレードでは②約64万円(128pips)負けてしまいました。
負けたことはショックでしたが、相場全体の動きがかなり連動していたこともあったので、今度こそトレンド転換なのでは!?と頭によぎります。
ただ、ここまではことごとく分析とは反対方向に相場は動き損失も膨らんでいたので、これ以上は負けたくないという気持ちもありエントリーすべきなのか非常に迷っていました。
また、負けが続くと自分自身は相場を感情的に見てしまっているの可能性も否定できないため、少しの間トレードは控えた方が良い場合もあります。
そのような事も含めてエントリーすべきか、見逃すべきか頭をぐるぐるさせて最終的にロット数を普段の1/5まで下げてエントリー!
このエントリーは功を奏して最高で300pipsを超える含み益がありました。
その時点で決済すべきだったのかもしれないですが、それ以上の利幅も取れる期待もあったので逆指値を移動させながらチャートの推移を観察し、③約220pipsで決済されました。
そして、このGBPJPY売り方向のトレードで何よりも得ることができたのは、その後のトレンドの方向性です。
チャートが大きく動く中でも細かく利確を繰り返す理由
3月に入りコロナ相場が本格的に始まり、大きくの通貨ペアが暴落を開始します。
また、それと同時にボラティリティも高まり大局的には下落トレンドではありますが、局所的に強い上下を繰り返すような相場になっていました。
なので、普段のストップロスではすぐに損切りされてしまう可能性があるので、いつもよりもストップロスロスの幅を大きくとり、決済も細かくしていくようにしました。
決済を細かくした理由としては、こうした乱高下を激しく繰り返す相場では短時間で20〜100pipsぐらいの利幅を取ることができますが、含み益をキープすることができず、すぐにマイナスに逆戻りになってしまうことが多々あります。
こうした理由から今のコロナ相場では1つのポジションで500〜1000pips狙うよりも、トレードをたくさん行いを利幅を積み上げていく戦略を選択し利益を上げていきました。
今後のGBPJPYチャートの展開予想
コロナ相場始まり約1ヶ月経ちGBPJPYは145.000から最高で124.000まで下落し、この幅はなんと2100pipsです。
1ヶ月でこれだけチャートが動くことはほとんどないことですし、少し恐ろしさも感じますね。
普段のトレードスタイルは既存のトレンドに従ってトレードをしていくというルール厳守してFXをしていますが、今回はフィールドが違うのでルールを少し変えてトレードしていきます。
ニュースではマイナスことが報道されており、世界中での経済影響や実社会までの影響も大きく出てきているためまだまだ下落トレンドが続く可能性もありますが、コロナウィルス終息に向けてワクチン開発や経済の安定を保つために世界中が動いているのも事実!
なので、時間が掛かるにしても今後は上昇トレンドが始まってくることを想定して、小さくGBPJPY(ポンド円)のロングを仕込んでいこうと思います。
ですが、強い下落トレンドが続くようであれば損切りするのみ。
まとめ
今日は昨今のコロナショック時のGBPJPYのFXトレードについて紹介しました。
コロナショック時のGBPJPY立ち回りまとめ
- 大きく動く相場で大きな利幅(pips)を抜きたい時もあるけれど、細かく利確をしていく戦略も時には有効。
- 大きなトレンドができる相場は戻しも大きく強い勢いであることが多いので注意。
- ニュースなどの経済的な要因で大きく相場が動く敏感な時期。普段と違う相場では、戦略を変えるのも利益につなげる1つの方法。
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