[char no="1" char="博士"]どうやらUSDJPYは予想とは反して下落してしまったようだ。[/char]
[char no="2" char="ロボ1号"]そうですね。。。博士、今回下落した理由を教えてください![/char]
前回のドル円相場分析を振り返ってみる
前回の投稿でドル円は今後上昇していくという予想をしましたが、実際のところ相場は下がってしまい、利益を出すことはできませんでした。
では、どういった分析をしていたのか簡単に振り返ってみたいと思います。
まず長い間レンジの期間が続いたドル円ですが、9月2週目にそれを抜け出し上昇トレンドの兆しが見え始めていました。
その要因として挙げれたのがサウジの石油施設が攻撃を受けたことで中東の地政学的リスクが上昇し、アメリカによるイランの軍事行動の可能性などを警戒した有事のドル買いが強まったほか、先週開催されることが明らかになった米中次官級協議で貿易協議進展への期待がドル円上昇の理由でした。
これらの要因から今後のドル円相場は上昇トレンドになっていく可能性があると判断し、ポジションを持ちました。
ポジションは下記の内容になります。
- 現在のレート:108.088
- T/P(利確):109.100
- S/L(損切り):107.600
ドル円相場が下落した理由をMT4チャートで分析
取引を始めてから最初は順調に利益を伸ばしていきましたが、その後まもなくしてドル円は相場が反転して下落が続き損切りされてしまいます。
トレード開始当初は分析通りに動き出したので利益を期待しましたが、長くは続かなかったドル円の下落した理由は何だったのか辿っていきたいと思います。
まずトレード開始直後は分析通り米中貿易協議の進展に対する期待感を主な理由として買いが集まりドル円のレートは上昇していきましたが、中国の派遣団が予定していた視察を取りやめたことにより下落に転じてしまいます。
これによって反転した相場は4時間足で2本連続して比較的大きな陰線の実体となります。
この陰線は画像①の部分にあたり、レンジから抜けだした陽線を飲み込む動き方になり、更に意識されるであろう価格帯も迷うことなく割っていきました。
大きな2本の陰線が出現したことにより、テクニカル分析的にも形成され始めていた上昇トレンドの兆しも疑心に変わり、下落継続のリスクから方向性がはっきりするまで様子見したトレーダー、一旦手仕舞いしたトレーダーがいたと思います。
そして、このあと米長期金利の低下を受けて②の部分の下落が始まり、当ブログで予想していたポジションはストップロスに引っ掛かります。
2つのファンダメンタルズ的要素から下落が始まり、テクニカル的要素でも上昇継続の期待感低下、下落相場継続の示唆によって今回の予想は外れてしまいましたね。
FXのトレードで負けてしまう時に大事なこと
さて、ここで少しFXトレードにおいて利益を継続的に出していくために大事なことを伝えていきます。
今回のトレードは負けてしまい損失が出てしまったわけですが、自分の分析が外れてしまった時は潔くその時の損失を受け入れることが重要です。
今回のポジションを持ち続けることで、その後相場が反転し含み損がプラスに転じる可能性も十分に考えられます。
ですが、損切りは渋ってしまったばかりにその後も含み損が増え続け、最終的に資金を溶かしてしまうパターンはFXで本当に多いパターンです。
そして、特にこのようなパターンで何よりも最も良くないのは可能性は信じてじっと待つことは、トレードを開始する前に行ってきた分析を全て無視し、ただ反転の願いを込めている状況です。
声を大にして言いたいのはそれまで真剣に行ってきた分析を無駄にせず、分析の中で導き出したリスクの許容範囲、つまり損切りの設定を変えずに負ける時は分析の範囲内で負けて次のトレードに臨みましょうということです。
9月末、10月に向けてドル円相場はどのように推移していくか!?
では、最後に博士なりの今後のUSDJPYの相場はどうなっていくのか、分析していき今回の記事を締めたいと思います。
まず相場全体的な流れとしてまだ上昇していく可能性の方が高いのではないかと見ています。
その理由挙げれるのは、現在のUSDJPYは2本のトレンドラインが引ける状態でそこを意識しながら長く波を打っているからです。(トレンドライン①、②)
しかし、この上昇トレンドの流れを現在妨げようとしているのが、水平線①です。
このラインを意識しているFXトレーダーも相当数いるはずで、ちょうどそのラインで反発をしており、週明けそのまま下がっていく可能性も有りえます。
そして、博士なりの結論としては上記で話したように週明けこのまま下げていくことも考えれますが、一度相場は上昇して水平線を超えてくる相場観を持っています。
ですが、よっぽどのことがない限りそのまま上げていくことはなく、一度下落に転じます。
下落に転じた相場は再びトレンドライン①、②あたりまで下げてきてここで再度反発して長期の上昇トレンドに乗っかり、この次でしっかりと水平線①を超えてくる分析をしています。
なので、仕込むとしたら☆印をつけたトレンドラインの間が良いです 😉
また、分析のように一度上昇することがなく週明けに下落した場合もトレンドラインの間で仕込むのはありだと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
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