こんな方におすすめ
- FXで取引をしているが、損切りができなくて損失が膨らみ、強制ロスカットを何回も経験している方
- 何故FXで損切りが必要なのかよくわかっていない初心者の方
- 損切りをしないでFXをする方法はないか探している方
FX取引を今後続けていく上で、損切りは避けては通れません。
FXを続けていく=FXで取引をする資金・証拠金がなくならない
つまり、殆どの場合損切りを適切に行わないことによって、FXで取引をする資金を失う・溶かしてしまうことに繋がるからです。
では、何故FXの取引において損切りが必要なのか。その損切りの必要性と理由について私なりの意見を紹介してきます。
FX取引初心者の方や、FX自動売買に興味がある方は知っておくことでこの先余計な損失やFX相場からの退場を経験を抑え、FXトレーダーとして利益を上げるベースにもなるので、是非抑えておいてください。
損切りとは(ストップロス、S/L)損失を確定させること
「損切り」は、FX取引に関わらず、株式投資や先物取引、仮想通貨など様々な投資で共通する投資用語です。
損切りとは?
投資家が保有している取引のポジションが損失を抱えている状態で、そのポジションを手放して、損失を確定させること。ロスカット、ストップロス、S/Lなどとも呼ばれます。
この損切りをすることによって、それ以上ポジションで損失が膨らませないようにすることができます。反対の言葉として利益を確定させることを「利確(りかく)」や「利食い(りぐい)」といいます。
最も大きな理由として、想定を上回る損失額。
つまりギリギリまで含み損を抱えて、最終的にFX口座の証拠金を維持できなくなって強制ロスカット(強制的にFX業者から損切りさせられてしまうこと)となってしまわないようにするということがあります。
FXでの損切りの必要性のソースとなる3つの理由
FXの取引において、損切りが必要な理由は、以下の3点です。
この、損切りが何故FX取引で大事なのかをしっかり理解しておくことは、今後のFX取引で利益を出すために必要な知識ですので、必ず覚えておいてください。
FX取引で損切りが必要な理由
- 一回のFX取引で想定を超えた損失を出すことを防ぐ為(資金的理由)
- その後のFX取引にメンタル的な影響を持ち越さないようにする為(メンタル的理由)
- 次回以降のFX取引における資金効率が悪くなってしまう為(運用的理由)
一回のFX取引で想定を超えた損失を出すことを防ぐ為
1つ目は資金的な理由。
損切りをする必要がある時、つまり含み損を抱えている時はつまり、
「FX取引でエントリーした時の自分のチャート分析の予想と、含み損を持っている時の相場状況がですでに変わっている」
ということです。
チャートには事実が反映されます。
それに対してトレーダーは自己的な審判をすることは出来ません。例えば、下落していくように思ってた相場が上がってしまった場合、人はそろそろ下がるはずとジャッジしますが、正直それは誤審の可能性が高いです!
事実を受け入れることも大切です。— Exy-2 (@Exy_2_) October 24, 2019
以前、上記のようなツイートをしましたが、FX取引をする上で、思い描いたシナリオと異なる動きをした場合、想定していた損切りラインを超えてきたら、相場が予想に反した動きをしたという事実を受け入れて損切りをすることが大切です。
それが、FXの資金・証拠金を守ることに繋がりますし、強制ロスカットでの一発退場など致命傷を避ける方法です。
その後のFX取引にメンタル的な影響を持ち越さないようにする為
2つ目は損切りが必要なメンタル的理由。
想定を超えた損失を抱えてしまっている状況。それは人のメンタルに大きく悪影響を及ぼします。
以前以下の記事で、人は損失を極端に嫌う「プロスペクト理論」について紹介しました。
関連
人は損失を回避しようという思考に囚われる生き物。
損失を回避することだけを考えている時の脳はストレスでいっぱい。
正常な状態の時の脳と比べてIQや思考回路が鈍り処理能力が大幅に低下するということが研究で証明されているのです。
これはFXだけに限らず、投資全般や収入が少ない、借金が多いなどにも当てはまります。メンタリストDaiGoさんが「お金で損する人、得する人の心理学」というyoutube動画でわかりやすく説明してくれていますので興味がある方は見てみてください。
次回以降のFX取引における資金効率が悪くなってしまう為
1つ目の資金的な理由で損失の拡大を防ぐという理由もありますが、それと同時に、損切りを実行しないで含み損を塩漬けにしていると発生する問題が、「証拠金の圧迫」です。
確かに、現在含み損のポジションが値上がりして、もとの値に戻ってくれば良いのですが、それ以上の格好のFX取引ポイントが来た時に新しいトレードに資金をかけられなくなる。
勝てるトレードに投資できるロットが少なくなってしまうという状況が発生します。
FXで効率よく損切りをする為の方法
FXでの損切り設定については、トレードスタイルによっても変わってきますし明確な設定方法等についてはまた別の記事で紹介しようと考えています。
1点、言えることとしてはFXで結果を出している方のトレード手法を真似てみるというのは有効だといえるでしょう。
FXトレーダーの真似をしていれば勝てるのかというと、そうとも言えませんが他人のルールをしっかりと自分のものにしてFX取引のルールづくりや損切りに活かすというのは、実力がついてきて自分なりのFXトレードをしていく上での基礎にもなります。
最初から完全に独学で成功するというのはなかなか難しいもので、「真似る」ことは実際どの分野でも成長する上で非常に有効な行動です。
おすすめのFXトレーダーさんもどこかで紹介できればと思いますが、本ブログのFXチャート分析や、無料で公開されているFX自動売買のトレードがどのようになっているかを参考にするのも、1つの手です。
まとめ
FXで損切りの必要性は?初心者が覚えておきたい理由と資金管理について紹介しました。
FXでの損切りの必要性と理由まとめ
- FX初心者が損切りが何故必要かを知ることは、この先のFX取引をしていく上での成長に関わってくるのでしっかり認識して欲しい。
- 損切りの必要性は、「資金的」「メンタル的」「資金効率」の3つの理由を見ることで明らかになる。
- 基効率よくFX取引で損切りを覚えるには、結果が出ているトレーダーを真似る、FX自動売買などを参考にするのがいい。
損切りは、FXトレーダーにとってどこまでいっても付いてくるFX取引の基本です。
本ブログ内では、トレンド判別用のインジケーターや、損切り付きのトレンド型FX自動売買を公開しています。
FX取引の参考として使っていただければと思います。