こんな方におすすめ
- チャートを見る時に聞く用語を知りたい方
- FX初心者の方
FXを始めたばかりの時、どのように分析をして利益を出していったらいいか分からなくて困ってしまうという人は多いと思います。
FXのやり方を勉強する上でも、専門用語ばかりが並んでいるので理解するのが難しいですよね。そんなお悩みを抱えている初心者の方はまずはFXの専門用語がどんなものなのか、概要だけでも理解するところから始めることをオススメします。
今回は、FXで値動きの分析をする為に知っておきたいチャートの専門用語について解説していきます。
そもそもチャートって何?
チャートとは、過去の価格の値動きをグラフにして書き表しているものになります。
縦軸が価格、横軸が時間で表示をされており、どれくらいの時間でどれくらいの値動きがあったのかを一目見て分かるようになっています。
FXを行う時にはこのチャートを見て今後の値動きを予想することが必要になります。
チャートに関する用語
ローソク足
チャートの種類は主にローソク足・バーチャート・ラインチャートの3種類があります。
その中でも最も使われているのがローソク足です。
日本発祥のチャートで、一目でその値動きが分かることから多くの方に利用されています。
実体・ヒゲ
ローソク足は四角の部分とそこから伸びた棒によって値動きを表現しているグラフになります。
四角の部分のことを実体、そして伸びている棒の方はヒゲと呼びます。
初値(はじめね)・終値(おわりね)
始値とは、その時間の最初の価格を表示しているものです。
次に、終値とは、その時間終了時の価格を表示しています。
始値・終値はローソク足の太い部分のローソク足の太くなっている部分の上もしくは下の部分のことを指します。
黄
例えば、5分間の間にドル円が100円から101円になったとします。
その場合、始値が100円・終値が101円という風に表示されるということです。
安値(やすね)・高値(たかね)
安値とは、その時間軸の中で最も下がった価格のことを指し、ローソク足から伸びている棒の1番上の部分で表されます。
高値とはその時間の中で最も上がった時の価格を表示しています。ローソク足から伸びる棒の1番下の部分で表されます。
陽線(ようせん)・陰線(いんせん)
始値よりも終値の方が価格が上がった時には、ローソク足の四角の部分は白色で表示されます。これを陽線と言います。
逆に始値よりも終値の方が価格が下がった場合には、ローソク足の四角の部分は黒色で表示され、これを陰線と言います。
例えば、その時間軸で始値が100円、終値が101円だった場合には陽線となり、四角の中は黒(空洞)になります。
反対に、始値が100円で終値が99円だった場合には陰線となり、四角は白塗りで表示されます。
分足(ふんあし)、時間足(じかんあし)、日足(ひあし)、週足
分足(ふんあし)、時間足(じかんあし)、日足(ひあし)とは、チャート上で値動きを表す種類の1つです。
1分間での値動きを表すローソク足を1分足、1時間での値動きを表すローソク足を1時間足といいます。
これには5分足、15分足。30分足、60分足、4時間足などもあり、自分で時間軸を設定することができます。
また、もっと長い時間の値動きを見たい場合には、日足・週足等に設定することも可能です。次の値動きを予想するには、短期的な値動きと長期的な値動きのどちらも見ておく必要があります。
ローソク足の基本の形
寄り引き同時線
寄り引き同時線とは、始値と終値が一緒で、ローソク足では実体がないヒゲだけの十字になっているものを指します。
他には十字線と呼ばれることもあります。基本の形は綺麗な十字になっているものであり、値動きがあまりないのでトレンドが変わる兆しという方もいます。
寄り引き同時線の中には、ほかにもいくつかの種類があります。上下にヒゲが長く伸びている「足長同時線」は、高値と安値が大きく動いているが拮抗している状態と言えます。
上ヒゲが長く下ヒゲがないものは「トウバ」、逆に下ヒゲが長く上ヒゲがないものを「トンボ」と言います。
大陽線・大陰線
ほかの部分のローソク足に比べて、実体の大きな陽線を大陽線、陰線を大陰線と言います。
この大陽線・大陰線が意味することは、始値からの値動きが大きくなっているということです。大陽線は買いの勢いが強まっていることを、大陰線は売りの勢いが強まっていることを指しています。
小陽線・小陰線
比較的、実体部分が小さくなっているローソク足を指します。
これが意味することは、その時間軸の中である一定の値動きは起こっているものの、結果的に一定の値動きにとどまっていることです。
つまり、売り買いどちらにも偏らずに迷っている状態のことを表します。
上影陽線・上影陰線
実体部分が下の方にあるローソク足のことを指します。
上ヒゲが長くて下ヒゲが短い状態です。この場合、その時間軸の中で一度は上昇したものの、大きな値動きがあったものの、結果的に押し戻されて下がってきているというところ。
つまり、安値に動く可能性を示しているということになります。
下影陽線・下影陰線
実体部分が上の方にあるローソク足のことを指します。下ヒゲが長くて上ヒゲが短い状態のことです。
小影陽線の場合は、上昇の可能性があることを示していると考えられます。
トレンド
トレンドとは、相場のおおよその方向性だと言えます。
その時のトレンドを見て今後の動きを予測することで投資家は利益を出しています。
こちらの記事でも、チャートの節目についてポイントをまとめていますので参考にしてください。
トレンドには、上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場の3種類があります。トレンドは常に発生しているわけではありませんが、発生した場合には一定時間その流れが継続する可能性があるので、注意が必要です。
上昇トレンド
上昇トレンドとは、チャートで見たときに右肩上がりに上がっている状態のことを指します。
ただ、上昇トレンドの場合でもずっとローソク足が上がり続けているわけではなく、上下を繰り返しながら上昇傾向にあるという状態です。
そのため、上昇トレンドの場合は少し下がった時に買い、ある程度上がったところで売ることによって利益を出すことができます。
下降トレンド
下降トレンドとは、チャートを見た時に右肩下がりになっている状態のことを指します。
ただ、下降トレンドでもずっと下がり続けているわけではなく、上下を繰り返しながら下降している状態です。
レンジ相場
レンジ相場とは、ほぼ一定の幅で上下に変動している状態のことを指します。相場の7~8割程度はレンジ相場だと言われています。
理屈でいうと、価格が最も下がったときに買い、最も上がった時に売ることで利益を出すことができますが、その相場を読むのが難しいため、初心者向きではないとされています。
初心者のうちは、1回1回のトレードに夢中になりがちで、大きな資金を熱くなって動かしてしまう。ということにもなりやすいです。
その為、上昇トレンド・下降トレンドのどちらかの時に取引をする方が無難でしょう。
まとめ
【FX初心者必見】チャートを見る上で覚えておきたい用語集について紹介しました。
1ついえるのは、何も勉強せずに取り組んでしまい甘い話に釣られて失敗してしまう人もいるということ。
多少は基礎を調べたりしつつ、FXの基本も並行して身に着けながら取引をしていくことをおすすめします。
FX自体の基本的な用語はこちらの記事でも紹介しています。
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