こんな方におすすめ
- サインツールやEAの取引通知やアラート通知をLINEで飛ばしたい方
- 証拠金維持率、含み損・含み益アラート通知用EA「Exy-2 marginalert」を利用する方
- 矢印表示FX・バイナリーオプショントレード用インジケーター「Exy-2 W fish」を利用する方
設定にあたり、MT4を使ったことがない方はMT4の初期設定が必要になります。以下の記事を参考にしてください。
また、今回MT4からLINE通知するための方法として、以下のDr.EA BLOGに公開されている「line_notify_lib.ex4」というライブラリファイルを活用させていただきます。
MT4LINE通知用ライブラリファイルの「line_notify_lib.ex4」詳細はDr.EA BLOGを確認してみてください。
以下一連の流れを紹介します。
LINE通知用ライブラリファイルの「line_notify_lib.ex4」だけでなく、アラートを通知する為のインジケーターやEAが別で必要になります。
ダウンロードしたLINE通知用データの解凍
FX研究所のLINE通知可能なEA・インジケーターのダウンロードしたデータは、ZIP形式で圧縮されています。
以下の各ツールページからダウンロード可能です。
圧縮されたデータを解凍します。以下画像はWindows10標準の機能で解凍していますが、ご自身が利用している解凍ツールをご利用ください。
ダウンロードしたZIPファイルを右クリックし、解凍します。
解凍すると、以下の2つのex4形式のファイルが出てきます。
- double_fish.ex4:MT4上に矢印を表示するサインツールのインジケーターファイル ※他EAの場合は読み替えてください。
- line_notify_lib.ex4:MT4LINE通知用ライブラリファイル
LINE通知用のライブラリデータをMT4フォルダに格納
LINE通知用ライブラリファイル「line_notify_lib.ex4」をMT4のデータフォルダに格納します。
MT4のデータフォルダを開く
EAまたはインジケーターを入れるMT4を起動します。
MT4起動後、左上のメニュー>ファイル>データフォルダを開く をクリックします。
以下のような、MT4のデータフォルダが開きますので、MQL4フォルダをダブルクリック。
MT4LINE通知用ライブラリファイルの格納
MQL4フォルダの以下のフォルダに、ダウンロードしたex4データを格納します。
- line_notify_lib.ex4:Librariesフォルダの中に入れる
- EAファイル:Expertsフォルダに入れる
- インジケーターファイル:Indicatorsフォルダに入れる
以下のような状況になっていればOKです。
無事に格納が終わったら、現在開かれているMT4を一度閉じて、再度起動し直してください。
続いて、LINE側の設定に移ります。
LINEとLINE Notify側の設定
通知したいLINEグループ設定とLINEトークンを発行(LINE Notify)
以下のLINE Notifyページから、サイン点灯した際に通知するLINEの設定と、通知の為のLINEトークンを発行します。
LINE Notify:https://notify-bot.line.me/ja/
LINE Notifyページの右上のログインをクリック。
LINEのログイン画面になりますので、LINEに登録しているメールアドレスとパスワードを入力しログインします。
ログインしたら、右上に表示される自分のLINE名をクリック→マイページをクリックする。
アクセストークンの発行(開発者向け)の下にあるトークンを発行するボタンをクリックします。
以下の「トークンを発行する」画面で、MT4からのLINE通知を飛ばす際の設定をします。
ポイント
- トークン名:MT4からのLINE通知時、メッセージの最初に表示されます。
ご自身の好きな文字でOKです。
今回はわかりやすく「MT4アラート」にします。以下のように入ります。 - 通知を送信するトークルーム:自分宛のみに送る場合は、1:1 でLINE Notifyから通知を受け取るでOKです。(LINE Notify から直接メッセージが届きます)LINEグループ宛にMT4からの通知を受信する場合は、グループを選択します。
設定したら、発行するボタンをクリックするとLINEトークンが発行されます。
発行されたLINEトークンは今後インジケーター側に設定しますので、必ずコピーしてご自身がわかるように保存しましょう。
以下、LINE Notifyの連携中サービスに設定したMT4通知の情報が表示されます。
LINE Notify側の設定はこれで完了です。
MT4側でLINE通知ができるようにする設定
続いて、MT4側でLINE通知できるように初期設定を行います。
MT4を起動後、上部メニュー>ツール>オプション をクリックし、エキスパートアドバイザタブを開きます。
ポイント
以下2つにチェックを入れます。
- DLLの使用を許可する(信頼できるアプリケーションのみで有効)
- WebRequestを許可するURLリスト
その後、新しいURLを追加に、LINE NotifyのURL「https://notify-api.line.me」※コピペ推奨 を追加しOKボタンをクリック。
これで、MT4からLINE通知するための初期設定は完了です。
LINE通知をする場合、インジケーターやEA側の設定も忘れずに
LINEでアラート通知する場合、各通知を飛ばすためのインジケーターやEA側に入手したLINEアクセストークンの入力や設定が必要になります。
ツール毎に異なりますので、それぞれのページを参照し、パラメータや設定については確認してください。
(参考)DLLの使用を許可する、外部エキスパートの使用を許可するにチェックが入っていない場合のエラー
LINE通知のパラメータをTrueにしていて、DLLの使用を許可する、外部エキスパートの使用を許可するにチェックが入っていない場合、以下メッセージが出ます。
エラーメッセージ | 状況 |
Allow the use of external experts | 外部エキスパートの使用許可がされていない |
Please allow the use of DLL | DLLの使用許可がされていない |
Exy-2 W fishの全般タブ内の以下チェックボックスを確認。
及び、MT4の上部メニュー>ツール>オプション>エキスパートアドバイザ タブ内の、DLLの使用を許可する(信頼できるアプリケーションのみで有効)にチェックが入っているか再度確認してください。
MT4からLINEでアラート通知するライブラリの設定方法 まとめ
MT4LINE通知用ライブラリファイルの「line_notify_lib.ex4」のMT4への導入方法、LINE Notify側の設定について紹介しました。
Exy-2 Robo-Destroy finalまとめ
- 「line_notify_lib.ex4」をMT4に入れることで、LINE通知が可能になる
- FX研究所のインジケーター「W fish」と「marginalert」もこの機能を使ってLINE通知する
- 世の中に出回っているEAでも利用できるものあり。詳細は製作者のDr.EA BLOGさんのサイトを確認してください
Exy-2 FX研究所は、FX自動売買で利用できるEAや、相場分析や裁量トレード用のインジケーター、修正を分析するための収支表などFXトレーダー向けに無料で公開しています。
MT4のアラートをLINE通知するライブラリと合わせて、自動売買用のEAやFX便利ツールが見つかったらぜひ活用してみてください。