こんな方におすすめ
- これからパソコンやVPSを準備しようとしている方
- 初めてEAでFX自動売買を始めようとしている方
- 新たにVPS契約をしようか迷っている方
結論として、FX自動売買(EA)を利用するために準備すべきVPSのおすすめは、以下のお名前.comのデスクトップクラウドと、AblenetのVPSです。
ポイント
では、実際にFX自動売買(EA)を利用するための環境を整えていきましょう。
VPS・パソコンに求められる推奨環境や、各VPSサービスの特徴、メリット・デメリットについて、具体的に紹介していきます。このページに書いてあるトレード環境を準備することで、EAを快適に稼働することができます。何故VPSがおすすめなのかを理解して、効率よくお得なVPSを利用していきましょう。
FXの自動売買(EA)を稼動させる為の推奨環境
本サイトで紹介しているFX自動売買ツール(EA)をご利用いただく場合は、パソコン・またはVPS(仮想デスクトップWindowsサーバー)が必要です。
FX自動売買ツールであるEAは、MT4(メタトレーダー4)という各FX会社が提供しているFXトレード用のフリーソフト上で動作するシステムです。
MT4は元々WindowsOS対応のソフトウェアですので、WindowsPCまたはVPSを準備し動作させることを推奨します。
AndroidやiPhone、iPadなどでは稼動することができませんので、FXで自動売買をご利用希望の際は以下のいずれかの推奨環境を整えることをおすすめします。
※Macのパソコンで利用できないことはないのですが、非推奨です。VPSのご利用をおすすめします。
各FXの自動売買(EA)を稼動させる為の推奨環境
- WindowsパソコンでEAを利用する場合
…OSはWindows10以降、CPU:Intel core i3以降、メモリ:4GB以上 推奨
※パソコンで動作させる場合は、スリープモードやアップデートによる再起動等に十分に注意する必要が有ります。 - VPS(デスクトップクラウドなど)でEAを利用する場合
…メモリ1.5GB以上 推奨
VPSの中でもWindowsのVPSを選択しましょう。EAを動作させる数によりVPSのメモリ数などの性能は検討が必要です。イメージとしては、1GB増えるに当たり同時EA稼動数2個。と考えておいてください。
今後本格的にFXでEAを利用していきたいと考えている方はVPSを使用することを推奨します。
このVPS(デスクトップクラウド)サービスは、FXで自動売買を本格的に利用しているFXトレーダーの多くが利用しているものです。
パソコンでも、EAを動かすことができますが、パソコン要因によるシステム停止リスクがあるためそのあたりをご自身で監視・対応をする必要が出てきます。
ある程度大きなお金を動かすのであれば、設備投資と割り切るのがいいでしょう。
今回はFX自動売買でおすすめのVPSサービスと、そもそもVPSを利用する6つのメリットとデメリットについて紹介します。
FX自動売買EAにおすすめのVPSサービス
VPS利用の場合、おすすめなのは「お名前.com デスクトップクラウドfor MT4 2.5GB」または、「ABLENET VPS Win2(3.5GB)」です。
2021年までは1GBや1.5GBがお手軽で安価でしたが、昨今のテクノロジーの進化に伴って2.0GBや2.5GB、3.5GB、4GBも費用があまり変わらなくなってきました。
おすすめしているお名前ドットコムのデスクトップクラウドとABLENET VPS Win2が、それぞれ利用メリットもあるため、別々に紹介していきます。
いずれも共通している強みとしては、耐障害性があり稼働率が高い(障害=サーバの障害でMT4稼働中の仮想Windows環境にリモートで接続できない状況)という点です。
海外のFX業者でVPSを提供している会社もありますが、トラブル時のサポート等のことを考えると以下の国内VPSサービスを利用することをオススメします。
お名前.com デスクトップクラウド
お名前.comのデスクトップクラウドサービスは大手でありサポートもしっかりしているだけでなく、FX自動売買での利用者や実績も多いので安心して利用することができます。
キャンペーンを利用することで、半年以上の契約にすれば他社と比べて安価に利用可能です。
また、キャンペーンだけでなく、VPSの再起動後に自動ログオンするかや、再起動後に自動でMT4などの指定したソフトを起動するなど、パソコン初心者でもわかりやすいメニューが準備されているのもおすすめできるポイントです。
ABLENET VPS Winシリーズ
ABLENETは2022年7月現在、Win2プラン(メモリ2GBのプラン)で3.5GB、Win3プラン(メモリ4GB)で6GB、Win4プラン(8GB)で10GBに容量を増量してくれるキャンペーンを行っているためかなり割安となっています。
また、「お試し期間」として最大10日が設けられている為、まったく始めてVPSを利用してみようと考えている際に、VPSがどのようなサービスでどんな使い方をするのかお試しできるのも気軽に利用できる点です。
以下に参考としてFX自動売買をVPSサーバで利用する場合の6つのメリットについて紹介します。
FX自動売買EAをVPSサーバーで利用する場合の6つのメリット
FX自動売買を利用する上で、VPS(デスクトップクラウド)を利用するメリットは大きく以下の6点です。
資産を守るという意味合いで、FX自動売買を利用しているトレーダーがVPSを利用するだけの理由があるということです。
24時間FX自動売買が実現可能
FXで自動売買システム(EA)を利用する場合、基本的には平日24時間稼動させる形になります。その為には、EAを動かしているMT4を起動し続け、パソコン(またはVPS)の電源を常にONにしておく必要があります。
パソコンであれば、電気代はもちろんかかりますし、元々パソコン自体長時間連続での仕様を想定されて作られているわけではないので、パソコン自体に大きな負担をかけてしまうことになります。
だからVPSはFX自動売買利用者に愛用されています。
以下に紹介するメリットでパソコンとの違いを紹介します。
停電やWindowsの予期せぬシャットダウンなどでの自動売買停止リスク軽減
パソコンを利用されている方はご存知だと思いますが、「停電」が発生するとパソコンの電源は停止してしまいます。
※ノートパソコンはバッテリ稼動に切り替わり。
外出中の場合は当然その異変に気づくことはできません。
また、Windowsアップデートによる突然の再起動やWindowsソフトウェアのトラブルで発生するブルースクリーンや予期せぬシャットダウンなど。
何か有った場合パソコンは安全の為電源が落ちてしまう。そういう仕様になっています。
対して、VPS(デスクトップクラウド)は「WindowsServer」というOSです。
私達がパソコンで一般的に使用しているWindowsとは異なり、VPSで使われているWindowsServer無停止で運用することを基本としているので、原則よほどのことがない限りはWindowsが停止するという事態は限られています。
仮想化されたサーバで、堅牢であり、電源の環境や空調なども完備された安全性の高いデータセンターに物理サーバも設置されていることから、停止するリスクはパソコンと比べて大幅に下がります。
インターネット回線トラブルやパソコン故障の影響なし
回線のトラブルについても、VPS(デスクトップクラウド)はデータセンター内に設置されていて回線も冗長構成(何かのネットワーク機器やケーブルが壊れても、接続が途切れないような設備)であるのが一般的です。
仮想化されているVPS(デスクトップクラウド)が動いている物理的なサーバも何かが壊れても可能な限り停止しないような部品の構成で作られていて、修理にも物理サーバの停止が不要なケースが多いのです。
仮想化されているので、想定外のトラブルが起こった場合も、業者側でFX自動売買を動かしている私達が契約しているWindowsServer自体を他の物理サーバに無停止で載せ換えることもできるのです。
パソコン故障や回線トラブルの場合が起こった場合そうはいきません。
どの業者に対応をすればいいのかわからない。
パソコンが故障した場合はデータはどうすればいいか。
修理できるのか。
など、とても大変な思いをすることになります。
なにより、パソコンが停止している間に相場が想定外の動きをしてしまって大きな損失を出してしまっては目が当てられません。
FX自動売買を動かしなおす為にはとても多くの時間がかかる場合が多い為、知識が少ない状況でパソコンを利用していてパソコンが故障してしまうというのが一番辛いでしょう。
VPS上で複数のFX自動売買(EA)を同時に稼動させることが可能
VPS(デスクトップクラウド)上では複数のEAを同時に動かすことが可能です。
これは、パソコンでももちろん可能なのですが、パソコンの場合はFX自動売買以外の用途で利用してしまうケースがあると思います。
できるだけEAはEA専用で動作させたほうが他ソフトウェアとの干渉もなく安定するという意味で、VPSをFX自動売買専用として利用するというのは有効です。
参考
1つのパソコンやVPSで複数のMT4を起動してEAを同時に稼働する方法はこちらの記事で紹介しています。
FX自動売買(EA)数や予算によってお試し利用が可能
VPSはFX自動売買(EA)稼動専用として利用する為、管理もしやすいというメリットがあります。
また、利用したいEA数や予算に合わせてメモリ数を選択できるのです。
プランも1ヶ月、6ヶ月、12ヶ月など契約形態が選択できるので、固定費としての見込みが立てやすいのがトレーダーとしてありがたいところでしょう。
このサイトでも公開している無料FX自動売買システム(EA)の中で、比較して自分自身のポートフォリオを組んでいく中で、最適な組み合わせを見つける過程の中でもこのVPS(デスクトップクラウド)を活用していけるといいと思います。
緊急時に外出先からの自動売買システムへアクセスも可能
相場を揺るがすリーマンショックのような急変動が発生したので自動売買を停止したい。
という場合が今後発生するかもしれません。
そういった時、FXでトレード中のポジションを手動で決済するためには、スマホ上にMT4アプリをインストールすることによって可能となります。
ただし、FX自動売買システムの停止は、Windows上で動いているMT4で直接EAを停止する必要があり、どうしてもWindowsシステムの操作が必要になります。
VPS(デスクトップクラウド)であれば、iPhone、Android共にRDclient(リモートデスクトップクライアント)というMicrosoft正規アプリを利用することでリモートデスクトップ操作が可能です。
パソコンへも、アプリケーションを入れることでリモート接続ができる方法はありますが、通常のWindowsパソコンはリモート操作をされる想定のOSになっていないため、標準機能ではついていません。
VPS(デスクトップクラウド)はWindowsSeverでリモート接続に標準対応しているため、問題なくリモート接続ができます。
FXで自動売買をするのであれば、VPSがオススメということじゃ。ただし、月額のコストと自分が動かしていく投資資金やリターンを考えて最初はパソコンで動作を確認。その後投資資金増資に伴ってVPSを導入。という選択肢もあるの。
FX自動売買EAをVPSサーバーで利用する場合のデメリット
VPSサーバでEAを稼働しFX自動売買を行うデメリットは1つ、環境を維持するために費用が発生するということです。
価格については、今回紹介した「お名前.com デスクトップクラウドfor MT4 2.5GB」や「ABLENET VPS Win2(2.0GB)」を参考にしてもらえればと思いますが、月額およそ2,000円前後のイメージです。
とはいえ、キャンペーンを利用することで、自分でEAを稼働する専用のパソコンを購入するよりは安価で環境を準備出来ることはメリットとも言えます。
根本的に、真剣にFX自動売買を取り組んでいく上で利用していく環境がVPSになります。
使うEAを選定し、ある程度の期間を稼働すると決めた中で、まずはその期間の環境をしっかりと整備することがFXに投じる自己資金を守ることに繋がります。
計画的にVPSの選定を行い稼働していくのも、MT4のEAでFX自動売買を行っていく上でセットで必要になっていくことですので、固定費として見込んでいくことをおすすめします。
FXのEA運用におすすめVPSの選び方 まとめ
ここまでで、EAを動かしていくための環境、おすすめのVPS会社、VPSを利用するメリット・デメリットについては理解いただけたと思います。
FX自動売買、EAを動かしていく為に
- VPSかWindowパソコンを準備してFX自動売買を始めましょう。
- FX自動売買を安定して動かしたいなら、環境が安定しているVPSを利用するのがおすすめ。
- お名前.comのFX専用VPSはキャンペーンもやっていて利用者も多いので安心。
- ABLENETはお試し期間が最大10日あり、VPSがどんなものか体験するのに最適!キャンペーンでメモリ容量が大きくなるのもgood!
- 動かすEAの数や、トレード資金、想定リターンなど考えてVPS導入を検討するといい。
ポイント
FX自動売買時のパソコンやVPSを検討するうえで、参考にしてください。
もし、コストを抑えたい場合、余っているノートパソコンなどあれば、バッテリーもあり停電にも強いので疑似VPSとしてEA専用で動かすというのも選択肢の一つですので覚えておいてください。
最初はVPSではなく自分のパソコンで設定しようかな?と思っている方はこちらの記事も参考にしてください。
Exy-2シリーズのEAを利用する為の次のステップは、STEP5「MT4をダウンロードして設定」です。
以下のページも人気です。まだお好みのEAが見つかっていない方は是非見てみてください。