先週のドル円相場を振り返る
前回の記事で先週の相場の鍵として挙げていたのは、テクニカル分析としてドル円は見ると下落が継続していくように思えるが、米中の通商協議の進展によってはドル円チャートは上昇していく可能性があることを示唆していました。
そして、実際に相場はどうなったかというとホワイトハウスからは、
「米中の関係は非常に順調に進んでいて、おそらく想定よりも良い」
また「トランプ大統領が中国の劉鶴副大統領と会談」
と発表され、進展の期待からドル円チャートは堅調に上げていく動きをしていきました。
1週間で200pipsほど動いてたので、ドル円を仕込んで持ち続けることが出来た方はそれなりの利幅になっているので、かなり嬉しいのですね 😎
しかし、FXで難しい部分の1つとして挙げれるのが”ポジションを持ち続ける”という事ですよね。
特に今は経済的に不安定でありドル円などの日本人にとって最もメジャーな通貨ペアは情報量が多い分、自分にとって必要な情報を絞り込んで選別することが難しくポジションを踊らされてしまうことがあります。
例えば先週の場合テクニカル分析では下落の継続が正しい判断ですが、ファンダメンタルズの結果によっては相場が上昇してしまう可能性があるというようなことが想定してしまうと、自分の保有ポジションで本当に利益が出るのか不安に感じてしまうものです。
その時に大事になるのが必要情報の絞り込みと自分の相場観に従うということですね。
FXにおいては、全ての情報を自分のトレードに取り入れれば良いという訳ではないので、この辺りはよかったら参考にしてみてください。
相場が上昇トレンドに傾くには108.500がキーポイント
さて、博士は9月の3週目辺りからドル円チャートは上昇トレンドを形成していく相場観を持っており、現在あるキーポイントを迎えています。
もう少し早い段階でドル円相場は上げていくとテクニカル分析を軸に考えていましたが、その予想は外してしまいました。
※今までの投稿をご覧頂くとFX相場予想を外していることがわかります。
その要因として最近の相場は経済的な影響を受けて大きく相場を動いおり、テクニカル分析を軸にドル円を判断していくことが難しい状況でした。
なので、先週は米中通商会議に焦点を絞り、こちらが良い結果となれば相場は上がっていくだろうと分析し、実際にそのような結果となってきています。
今は先ほど話したように今後ドル円相場の上昇トレンドが継続的に続いていくかどうかのキーポイントを迎えています。
日足の画像を見て頂くと108.500辺りの価格で過去にも攻防戦を繰り広げており、当然今回もこの価格領域は多くのFXトレーダーが意識してチャートを見ています。
また、今回は個人的に抵抗線として活用しているSMA144と169(画像で赤と黄色の移動平均線)も重なる場面となっているので、これから傾くチャートの方向にトレンドができていくのでないかと思います。
FXで気になる今後のドル円相場予想
では今後のドル円相場はどちらに傾くのか予想していきますが、やはり博士はドル円は上昇していくと予想しています。
これには前から上昇トレンドになると予想してるため、少し都合よく相場を見てしまってる一面もあるのは事実です。
ですが、そのリスク回避のためにストップロスは設けているので最低限の対処はしてるので問題はないでしょう。
そして、これまで利下げや米中の摩擦に対する懸念などでドル円は下落してしまっていたのですが、先週は特に今注目されている米中貿易協議の部分的な合意による進展が上昇した理由だったので、下値は堅いように思えます。
特に今週はチャートを大きく動かすような経済指標はないため、ほとんど相場は動かないことも予想出来るので、様子見をしつつ経済の動きに目を向けながらどうなっていくか見ていこうと思います。
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