こんな方におすすめ
- これからFXを始めようと思っているが基本用語が全然わからない初心者の方
- FXを始めてみたけれど、知らない用語がたくさん出てきて困っている方
FXに始めて取り組む初心者の方が最初につまずく問題としては、聞きなれない難しい言葉ばかりが並んでいて、何のことか分からないということではないでしょうか?
本を買ったりネットで検索をしたとしても、知らない用語ばかりが並んでいて何をしたらいいのか分からないという方も多いでしょう。
そこで今回は、FXの初心者の方向けに覚えておくと役に立つ基本用語を15個ご紹介していきます。
必ず覚えたい基本用語
まずはFXを行う上で欠かせない基本的な用語についてご紹介します。
FX
FXとは、「Foreign Exchange」という言葉の略です。日本語でいうと、「外国為替証拠金取引」ですね。
「外国為替取引」とは、海外のお金を両替することを指します。
例えば、アメリカに旅行に行った時に日本円をドルに交換してもらうことを指します。FXとは、これを証拠金を使って行うことを指します。
証拠金
証拠金とは、FXでの取引を行うための担保金です。
FXの取引では、さまざまな通貨の差額を使って利益を出していきます。
そのため、一時的に自分の資産を証拠金に変えてもらって、そのお金を使って取引を行っていきます。
pips
pipsとは、FXの取引において使われる単位です。
通貨の単位は国によって異なるので、pipsという共通の単位を使用して損益を表すことができるということです。
通貨ペア
FXでは、さまざまな通貨を使いますが、取引をする際に売買するのは2つの通貨です。
その通貨の組み合わせのことを通貨ペアといいます。
例えば、「ドル/円」という場合は、日本円を使ってドルを購入することを指します。この組み合わせはよく使われるので、必ず覚えておきましょう。
チャート
チャートとは、為替の動きを視覚的に分かるように示したものを指します。
縦軸では価格の動き、横軸は時間の動きを表しています。
チャートを見ながら過去の相場の動きを見て、今後どのような値動きがあるのかを予想をして取引を行いますので、FXの取引をするのに欠かせないものとなります。
ポジション
これもFXではよく使われる基本用語ですが、日本語では持ち高と言われます。
「通貨を買っている」もしくは「通貨を売っている」状態のことを指します。
買ってから売るまでの時間、もしくは売ってから買うまでの時間は「ポジションを持っている」という風に表現します。
ロングポジション
ロングポジションとは、買いポジションのことを指します。
つまり、買いを入れてから売るまでの時間は「ロングポジションを持っている」という風に表現されます。
ロングポジションを持っている時には、ポジションを持ってから価格が上がれば利益が出ますし、価格が下がれば損失が出るということになります。
ショートポジション
ショートポジションとは、売りポジションのことを指します。
つまり、売り注文を入れてから買うまでの時間は「ショートポジションを持っている」という風に表現することができます。
ショートポジションを持っている場合には、ポジションを持ってから価格が上がれば損失が発生し、価格が下がったときに利益が出ます。売りポジションとは、もともと持っていない資金を売るということです。
この手法ができるのがFXの大きな特徴と言えるでしょう。
この取引ができるのは自分の運用資金を証拠金に変えているからです。
ロット
ロットとは、FXの取引の際に使われる数量の単位のことを指します。
国内FXでは1ロット=1万通貨、0.1ロット=1000通貨、海外FXでは1ロット=10万通貨というのが一般的です。
このロットを使うおかげで数値の入力ミスを避けることができるようになっています。
レバレッジ
レバレッジというのはFX基本用語の中でとても重要なワードです。
両替や外貨預金はレバレッジが1倍。
FXの場合、国内FX会社はレバレッジが25倍、海外FX会社はレバレッジが最大1,000倍まで利用が可能で、自分自身がトレードの都度リスク・リターンのバランスをコントロールできます。
上の図は、レバレッジが1倍と10倍を比較した図です。
1ドルが100円の時に10万円をドルに両替し、1ドル110円になった時に円に戻す場合を例にしてみましょう。(わかりやすくFXのレバレッジを10倍とします)
両替の場合は、取引可能金額は10万円=1,000ドルです。
しかし、FXでレバレッジ10倍の場合は取引可能金額は100万円=10,000ドルです。
レバレッジの倍率が大きければ大きいほど、取引が可能な金額が増えるということです。
逆に、1ドルが90円になってしまった時は、両替・外貨預金の場合は1万円の損失。
FXの場合は10万円の損失になるということです。
取引可能な金額が大きくなることは、大きな利益を狙うこともできますが、損失も大きくなります。
ただし、1回のトレードで利用するロットを調整することにより、リスクをコントロールすることが可能です。
特に、海外のFX会社はゼロカットシステムという、投資資金以上の損失を負わない仕組みを導入していますので、初心者には安心な部分と、レバレッジコントロールを覚える上でも適しているといえます。
スプレッド
スプレッドとは、通貨を売買する時の価格の差を指します。
この売値と買値の差額を使って利益を出すことになります。この売値のことをBid、買値のことをASKといいます。
スプレッドは取引をするFX会社によって異なります。この差(スプレッド)が小さい方が安定して利益を出せます。
日本のFX会社はこのスプレッドの差の小さいことで有名です。
証拠金維持率
証拠金維持率とは、今持っているポジションが口座の残高に対してどれくらいの比率になっているかを示したものです。
証拠金維持率が高いということはリスクを抑えた運用ができているという状態です。
運用をする際は証拠金維持率はしっかりと見ておきましょう。
ロスカット
ロスカットとは、持っているポジションの損失が膨らんで来た時に、FX証券会社が強制的に決済をするという仕組みのことを指します。
これは投資家の損失をできるだけ少なくするための仕組みとなっています。
ロスカットになるタイミングはFX業者によって異なりますが、だいたい証拠金維持率が20%を切ったタイミングとなっています。
ロスカットを避けるためには、証拠金維持率が下がってきた時に追加で運用資金を投入して証拠金を増やすか。
早い段階でポジションを決済していくかという方法があります。
含み損
含み損とは、ポジションを持った時よりも価格が下がっている状態でポジションを持っている状態のことを指します。
ポジションを持っている状態だとまだ損失は確定ではないので、価格がそこから上がれば解消することもできますが、含み損が膨れ上がってしまうと証拠金維持率が下がりロスカットになってしまうこともあります。
含み益
含み益とは、ポジションを持った時よりも価格が上がっている状態でポジションを持っている状態のことを指します。
まだ利益は確定ではないので、まだ上がると思って決済をしないで待っていると価格が下がってしまう可能性もあります。
まとめ
FXの取引の中では難しい言葉がたくさんありますが、きちんと理解をして取引をしないとトレードの損益に影響してくる用語もあります。
少額で実際にFXをしながら、基本的な用語等から意味や用途をきちんと理解していくことで、将来的に利益につなげていけるようになるとも言えますので少しずつ前進していくのがいいでしょう。
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