こんな方におすすめ
- FX研究所で公開している無料ナンピンマーチンゲールEA「Exy-2 Robo-Destroy」のパラメータの変更を考えている方
- 初回のエントリー条件を厳しく、緩く変更したい方
- カスタマイズが自由にできるEAを探している方
Exy-2 Robo-Destroyの基本情報、ダウンロードページはこちらです。
まず、初めてExy-2 Robo-Destroyをご利用いただく方には、初期設定でのご利用を強く推奨します。
初期の設定はEURUSD(ユーロドル)に合わせて調整しています。
どの通貨ペアでも利用できますが、色々とパラメータは調整するといいですね。
それでは早速ですが、今回の記事ではFX自動売買EA「Exy-2 Robo-Destroy」のRSIとボリンジャーバンドの条件変更について紹介します。
EAの初期パラメータの変更方法と初期設定
パラメータの変更は、EAを入れているMT4のチャート上で右クリックし、エキスパートアドバイザー設定から行います。
EAのプロパティが表示されますので、パラメーターの入力タブをクリックします。
こちらが、Exy-2 Robo-Destroyの初期パラメータです。
初期設定は、利用開始時50000円以上の資金で稼働することでバックテスト通りの結果を得られることができます。
自動売買初回のエントリー条件に関係してくるパラメータ
Exy-2 Robo-Destroyの初回エントリーに関係してくるパラメータはこちらです。
以下の3つの条件をすべて満たしたらEA初回エントリー
- 現在のEAを動かしている通貨ペアのスプレッドが許容スプレッドの設定値以下(初期値:20)
- 現在のRSIの値が、売りの場合は買われすぎラインを上回った時(買われすぎ)。買いの場合は売られすぎラインを下回った時(売られすぎ)。
- ローソク足の価格が、ボリンジャーバンドの偏差Aと偏差Bの間に入った時
Robo-Destroyのダウンロードページ内のパラメータ設定にも概要は記載しておりますが、これらの条件を変更することで初回エントリーの頻度等を調整することができます。
許容スプレッド
この許容スプレッドは、現在稼働中の通貨ペアのスプレッド値が許容スプレッド初期値以下の場合のみエントリーします。
初期値は20になっています。
スプレッドが大きい通貨ペア(GBPJPYやマイナー通貨ペアなど)で利用する場合、この値を大きくして調整する必要があります。
このExy-2 Robo-Destroyは5分足で使用する場合などはスキャルピングタイプともいえるため、スプレッドが広すぎる状況になる=トレーダーが不利になる状況になります。
できるだけ有利なタイミングでトレードできるようにする為の値と思ってください。
XMスタンダード口座EURUSD(ユーロドル)の平均スプレッドは16(1.6pips)くらい、週明けの朝一などはこちらを大きく超えてきたりします。
現在の通貨ペアのスプレッド確認方法
パソコン版MT4
パソコン版のMT4でリアルタイムで確認したい場合は以下のように確認します。
MT4上部メニューの表示ー気配値表示をクリック。
気配値表示上で右クリックし、スプレッドを選択。すると一番右側に現在のスプレッドが表示されます。
通貨ペアの増減などは、右クリックメニュー内のすべて表示、非表示、通貨ペア等で調整。
スマホ版MT4
スマホ版のほうが現在のスプレッドが見やすいかもしれません。
(参考)週末と平日、XMスタンダード口座とZero口座のスプレッド比較
こちらは参考までのスプレッド比較です。
左が、週末のXMのスプレッド。右が平日21:30頃のXMのスプレッドです。
白文字がZero口座、灰色文字がスタンダード口座です。Zero口座はスプレッドが狭く約定力が強いことから、利確・損切等狭い幅でのトレード(スキャルピング)に向いているといえます。
RSIロジックのパラメータ
このRSI(Rrelative Strength Index)は、MT4に最初から入っているオシレーター系のインジケータです。
周期については、RSI計算に利用するローソク足の本数です。MT4に入っているRSIの初期値は「14」になっています。
RSI売られすぎライン、買われすぎラインを変更する時のイメージ
チャートを使ってどのような感じになるか見ていきましょう。
初期設定時のエントリー条件を満たした場面
ボリンジャーバンドは初期値の「ボリンジャーバンド周期=21」「偏差A=2」「偏差B=3」とします。
RSI買われすぎラインを60に下げた場合
RSI売られすぎラインを60に下げた場合どうなるでしょうか。
RSIの買われすぎラインの設定値を少なくする(=売られすぎラインの設定値を大きくする)と、初回のエントリー条件は軽くなると覚えておいてください。
RSI買われすぎラインを80に上げた場合
こちらはRSIの買われすぎラインを80に増やした場合です。
RSIの値が80を超えること、20を下回ることはめったにない為、初期トレードの回数は大きく減ります。
ボリンジャーバンドのパラメータ
ボリンジャーバンドもMT4に最初から入っているトレンド系のインジケーターです。
ボリンジャーバンド周期はボリンジャーバンドを計算する直近のローソク足の本数で、MT4インジケーターの設定値の期間と同様のものです。
「偏差Aのボリンジャーバンドと、偏差Bのボリンジャーバンド、2つの間にローソク足の終値があること」が初回トレード条件の1つになります。
設定を変更する時は、必ず「ボリンジャー偏差A < ボリンジャー偏差B」(AよりBのほうが大きい)設定にしてください。
初期設定では、偏差A=2、偏差B=3なので、こちらの図の赤い線と緑色の線の間にローソク足の終値が収まっているところが条件を満たしている初回エントリーの候補になります。
例)ボリンジャーバンド偏差A=0、偏差B=5(ボリンジャーバンドの条件を使わずにRSIのみを利用したい場合)
こちらは偏差=0、偏差B=5にした場合です。
偏差=0にすることで、ボリンジャーバンドの中心線(SMA21)から偏差Bまでの間にローソク足の終値がある時という条件になります。
偏差Bの値については、5などでいいでしょう。
お試し期間中にリスクレベルを大きくした設定値としてRobo-Destroy Barusuを紹介しましたが、そちらの設定は偏差A=0、偏差B=4としていました。
例)ボリンジャーバンド偏差A=2、偏差B=5の場合
こちらは、偏差A=2、偏差B=5にした場合です。
初期エントリーロジック(RSIとボリンジャーバンド)と許容スプレッド設定変更例 まとめ
FX自動売買EA「Exy-2 Robo-Destroy」の初期エントリーロジック(RSIとボリンジャーバンド)と許容スプレッド設定変更例について紹介しました。
Robo-Destory初回エントリーロジック設定例まとめ
- 初回エントリー条件はRSI、ボリンジャーバンド、許容スプレッドで決まる。
- 現在のスプレッドが許容スプレッドを超えている場合はエントリーされない。
- RSIの売られすぎラインと買われすぎラインの上げ下げでトレード頻度が調整できる。
- ボリンジャー偏差Aよりボリンジャー偏差Bは大きい値に設定する。
ご自身でEAの設定を変更する場合は、設定例を参考にしてみてください。
設定変更後のトレードで間違いが起こらないように、ロットは最小で行う。またはバックテストで状況を確認してみるなどしてから、実際のロットで運用していくことをおすすめします。